【人の造りしもの】
こんにちは! とある学生です。
今回も、長岡造形大学で開講されている「情報リテラシー論」のレポートを書いていきます。
テーマはソーシャルメディアの台頭ということで、早速まとめていきたいと思います。
1 TEDx:8年目のSNSとの付き合い方
今回の動画は、
ファッションデザイナーのハヤカワ 五味さんが
SNSとの付き合い方について話している動画です。
これまでの経験から、ネットリテラシーとは何か、どう付き合っていけば良いのかを
分かりやすく話しているので良ければご覧下さい。
ハヤカワ 五味 さんのTwitterはこちら
2 ソーシャルメディアの登場
皆さんはソーシャルメディアを使っていますか?
おそらく、ほとんどの人が使っているのではないでしょうか。
Twitter、Instagram、Facebook、YouTube、TikTok、etc...
数え切れないほどありますよね!
主なものを以下に挙げてみます。
今回はこれらのソーシャルメディアの登場により、
私たちの生活や社会にどのような影響を与えているのかを一緒に見て行きたいと思います。
→ブログとソーシャルメディア
2006年ごろからアクティブ数が頭打ちになっています。
この原因と考えられているのが、資料にある
mixi、モバゲー、GREE、TwitterなどのSNSです。
これらのメディアはブログなどと違い、タイトルがないことが特徴でした。
タイトルがないことで、要約した内容を示す必要がなく、
気軽に投稿できたということですね。
確かに、タイトルを考えるとなるとどんな内容にするか考える必要があり、
SNSのような気軽さはないかもしれません。
+α
1.全世界のブログ投稿の約37%が日本語に!
2006年の第四四半期に、全世界のブログ投稿の約37%を日本語が占め、
英語や中国語を上回って第一位になりました。
2.小泉純一郎元首相のメールマガジン
2001年に首相で初めてメールマガジンを発行、
最盛期には225万人以上の読者を抱え、
世界一の購読者数としてギネス申請も騒がれたそうです。
3 「アラブの春」
→エジプト独裁政権の崩壊
「アラブの春」とは、
中東・北アフリカ地域の各地で発生した大規模な反政府デモのことです。
この頃、五人以上の集会で政府批判が禁止されていました。
しかし実名と顔写真を登録するサービスである、Facebookがあったことで、
確実に同じ意思を持った人たちと交流することができました。
これによって、大規模なデモを政府の目が光らない場所で計画することができたんですね。
さらに、この様子をUSTREAMやYouTubeで配信し、Twitterで拡散しました。
注目すべきなのは、
Twitterは匿名性のサービスだということです。
反政府的な意見や動画をアップしても、政府に個人を特定されることがありませんでした。
実名制のFacebookで仲間を集め、匿名性のあるTwitterで情報を拡散する。
というループによってデモの規模は拡大していきました。
これに対して、政府は国内にあったプロバイダーを規制し、
インターネット回線を止めてしまいました。
ところが、Twitterが電話回線を使ってツイートができるシステムを作ったことで
デモを止めることができず、国が倒れることになりました。
この出来事によって、周辺の国にもデモが広がったそうです。
SNSが人々を団結させるためのツールとして、
上手く機能した例と言えるのではないでしょうか。
+α
TwitterとFacebookの違い
4 東日本大震災
このとき、日本ではTwitterの投稿数が急激に増加しましたが、
サーバーはダウンしませんでした。
これは、Twitterが世界規模であることが関係しています。
日本で急激にツイートが増えたところで、
世界規模で見れば大したことがなかったということですね。
この出来事により、
世界中に幅広く、蜘蛛のように張り巡らす
というインターネットの重要性が広く知られることになりました。
また日本において、
GAFA(ガーファ)が 現在までに、爆発的に大きくなるきっかけとなりました。
※GAFAとは...Google、Apple、Facebook、Amazonの総称
5 Facebook
→巣移りの儀式
ただ米国の数字を見ると、
TwitterやInstagramの数字はFacebookに及んでいないことが分かります。
つまり、普通起こるはずの「乗り換え」が起きていないんです。
ではなぜこのようなことが起きているのでしょうか?
→他サービスの取り込み
Facebookから他のSNSへの乗り換えが起きていない理由として、Facebookが、様々なネットサービスを飲み込んでいることが分かります。
流行っている機能、新しい機能をどんどんと取り込んでいくことで、
ユーザーを離さないようにしているんです。
例えば、
近況を報告する機能は、Twitterの今をつぶやく機能を取り入れています。
→ネット上の電話帳サービス
つまり、電話帳のような役割を果たすことができるということです。
名前を知っていれば検索して連絡を取ることができるというのは便利ですよね。
→FacebookとGoogle
Facebookは友達から得られる情報を
Googleは膨大な規模の情報を重要視していて、
どちらもそれぞれの考え方を追求することで
インターネットを制すことができると考えています。
ただ、Googleは情報を制することができない問題に直面しています。
なぜなら、Facebook上で投稿された情報をGoogleが収集できないからです。
そうなると、全ての情報を取り込むことができていない、
つまり正しい情報を得ることができないということになるんです。
+α
1.ダンバー数150人の法則
なんとFacebookのアクティブユーザーで考えると、
理論上3.47人で出会うことができることになります。
6 Googleの検索結果
→精度の低下
2010年代に行われたアンケートでは利用する人の6割が
「欲しい情報が見つからない」と不安を持っていることがわかっています。
例えば、以下の資料のように...
このように、企業が絡んでいたり分かりにくい記事ばかりがヒットするようになり、
本当に欲しい情報がなかなか見つからないということがあります。
皆さんもこのような経験があるのではないのでしょうか。
これに対して、Googleは次のような方法で解決しようと試みています。
→「MUM」
Googleは、2018年に「BERT」という言語処理モデルを発表していて、
これは話し言葉で検索した時の精度を向上させるためのものです。
さらに、新しい検索アルゴリズム「MUM」が発表され、
「BERT」との性能差は1000倍とのことです。
これからの進化が楽しみです!
余談ですが、これはFacebookでできることでもあります。
というのも、
「 ◯ ◯ の誕生日プレゼント何にしようかな?」と考えた時に、
Googleで検索するよりもFacebookでその人の知り合いに聞けば、
精度の高い情報(好みやおすすめのものなど)を聞くことができるからです。
Googleの苦悩が伺えますね。
7 企業と消費者の関係
ソーシャルメディアの台頭によって、
企業と消費者の関係も変わりつつあります。
→弱者と強者
しかし、消費者が自分で情報を収集できるようになったことで、
自分で商品の良し悪しを判断することができるようになりました。
すると何が起こるかというと、その友達同士で商品を売り買いする人が増えます。
多くの情報が溢れ、信用できない情報もあるこの時代、
顔の分からない人より知り合いの商品の方がよっぽど信用できますよね。
→これからの人間関係
これからは、上記の資料のような関係が構築されていくと考えられます。
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1.日本と世界 SNSの使い方
日本のSNSは、世界と違い情報の閲覧や返信などの利用が多く、
個人間の繋がりを創出、強化するよりも
情報収集に重きを置いているていることが分かっています。
2.SNSとストレス
今回は、ソーシャルメディアの台頭についてまとめてみました。
いかがでしたでしょうか。
ソーシャルメディアは
人と人との繋がりや社会構造に大きな影響を与えていることが分かりましたね。
絶え間なく変化していく社会の中で、人間同士の関わり方が変わっても
その関係は大切にしていきたいですね。
第五回の情報リテラシー論も楽しみです。
では、次回の情報リテラシー論でお会いしましょう!
情報リテラシー論 担当教員
イーンスパイア株式会社代表取締役
ネットビジネス・アナリスト横田秀珠
長岡造形大学URL
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