【溢れた情報の中で】
こんにちは! とある学生です。
今回も、長岡造形大学で開講されている「情報リテラシー論」のレポートを書いていきます。
テーマはキュレーションが必要な訳ということで、早速まとめていきたいと思います。
1 キュレーションとその価値
→キュレーションとは?
調べると、
インターネット上の情報を収集しまとめること。
または収集した情報を分類し、つなぎ合わせて新しい価値を持たせて共有すること
とあります。
また、キュレーションを行う人はキュレーターと呼ばれます。
キュレーターの語源は、
博物館や図書館などの管理者や館長を意味する「Curator(キュレーター)」
からきているそうです。
キュレーターは、館内の展示物を整理して見やすくするのと同様に、
インターネット上のあらゆる情報を、
独自の価値判断で整理(キュレーション)します。
キュレーションされたものは、
従来の検索サービスの検索結果と比べて、
不要なものが少ない、センスが良いというような理由から人気が高まっています。
→キュレーションの価値
情報が溢れている現代では、
キュレーション(情報を取捨選択してまとめること)に大きな価値が生まれています。
以下の資料を見てください。
そのため、
たくさんある情報の中から必要な情報を抜き出して整理する
キュレーション、キュレーターが求められています。
2 キュレーションの活用
特にTikTokの小説紹介は短時間で本の魅力を知ることができるため、
多くの若者に受け入れられているようです。
→ファッション
また、コーディネートアプリも注目されています。
Facebookでは、エッジランクという仕組みで表示する情報を選別しています。
→ニュース
Yahoo!ニュースは人の手で、Googleニュースはロボットで
キュレーションを行なっていることが分かりますね。
また、
ニュースのキュレーションアプリとして
スマートニュース、グノシー、News Digest
などが挙げられます。
スマートニュース・・・大衆向け(天気、クーポン)
グノシー・・・メディア寄り(分野ごとに特化した記事)
News Digest・・・リアルタイム(災害速報、現在地付近のニュース)
このようにそれぞれに特徴があり、使い分けると便利です。
→その他のサービス
+α
ダイレクトメールの受信拒否
→The Huffington Post
→LINE
4 キュレーションサイト、メディアの減少
2016年12月を境に減少しています。
なぜ、このようなことが起こっているのでしょうか?
その原因として、Welq問題がありました。
→Welq問題
Welqとは、
DeNAが運営していたサイトです。
このサイトは、
検索上位に出てくるようなサイトだったのですが
正確でない記事が検索結果の上位に出てくるようになりました。
内容を吟味せずに、間違った情報が投稿されていた上に
検索上位に出てくるため、大きな問題になりました。
このように
SEO(検索エンジン最適化)のアルゴリズムが破綻する事件が起きました。
→バイラルメディア
話題性の高い動画やインパクトのある画像で構成されています。
「バイラル」とは「ウイルス性の」という意味があり、
「バイラルメディア」はSNSへの拡散効果を目的としたメディアのことを指しています。
→まとめサイトの問題点
間違った内容や偏った内容の拡散、
権利侵害、広告収入を目的に大量生産された記事
など、さまざまな問題点があります。
そのため、プラットフォーム自体の責任を問われる時代になっています。
NEVERまとめが終了したのも、
このような問題のある記事を管理できなかったことが影響しています。
まとめ
今回は、キュレーションが必要な訳についてまとめてみました。
いかがでしたでしょうか。
キュレーションが注目され、
WebサイトやSNSなどを利用した
キュレーションサイトが大量生産されました。
しかし、
広告収入を目的としたものがあふれたことで、
キュレーション(情報の取捨選択)をするという
本来の目的が失われつつある現状があります。
キュレーションを価値あるものにするためにも、
大量に存在するキュレーションサイトを
さらにキュレーションしていく姿勢が必要になっていくのかもしれませんね。
第七回の情報リテラシー論も楽しみです。
では、次回の情報リテラシー論でお会いしましょう!
情報リテラシー論 担当教員
イーンスパイア株式会社代表取締役
ネットビジネス・アナリスト横田秀珠
長岡造形大学URL
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